年末年始、新年の抱負を立てるタイミングですが、新年の抱負を思いつかないという人も多いのではないでしょうか。
今回は、新年の抱負が思いつかない理由、新年の抱負を達成することが難しい理由、バケットリストを活用した新年の抱負を立てる方法を紹介していきます。
新年の抱負を思いつかない理由とは?
多くの人が新年の抱負を思いつかない、または苦労する理由は、心理的、社会的、個人的な要因が関係しています。
下記のような一般的な理由は、だれしも思い当たるところがあるのではないでしょうか。
- プレッシャーと期待:
新年の抱負を立てる=大きな成長を期待されるプレッシャーがあり、失敗への恐れが自由な発想をできなくする。 - ネガティブな連想:
新年の抱負は、過去の失敗と結びつけられることが多く、その項目を見るたびに、ネガティブになり、モチベーションが下がり、手つかずになる。 - 選択肢の多さ:
健康、仕事など改善分野が多すぎて、絞りこめない。それが、混乱を招き本当に自分がやりたいことが分からなくする。 - 自己反省不足:
その年の反省をせず新年を迎え、自分が何をしたいのかが分からず新年の抱負を立てることが困難になる。 - 他人との比較:
他人の新年の抱負をみると、自信を喪失したり、他人の抱負に寄せなければというプレッシャーを感じてしまう。人との比較は独自性や自由な発想を抑え、本当に意味のある新年の抱負を立てれなくなる。
新年の抱負を達成することが難しい理由とは?
新年の抱負を達成することが難しい理由は、様々な研究や専門家により明らかにされています。以下がその理由です。
- 非現実的な目標:
理想主義的な高い目標を設定し、達成されないと挫折や落胆につながる。例えば、短期間で大幅な減量を目指すことは非現実的で、うまくいかなければ完全に諦めてしまう可能性がある。 - 具体性の欠如:
「健康になる」などの漠然とした抱負は、達成に必要な明確さがない。「週3回運動する」などの具体的な目標があれば、道筋ができ、前向きに取り組める。 - 障害への準備不足:
新年の抱負を達成するプロセスの中で直面しうる壁を予想していない。時間の制約やモチベーション不足などの問題を乗り越えなければ、簡単に達成を諦めてしまう。 - 責任感の欠如:
目標を他人と共有したり、結果に責任を持つ仕組みがないとやりきれない可能性が高くなる。研究によると、目標を書き、報告する相手がいる人は、目標を達成する可能性が大幅に高くなっている。 - 短期的な焦点:
新年の抱負は12か月後の結果に焦点を当てているため、その期間で進歩がなければ諦めてしまう。細分化した小さな目標を設定することで、モチベーションが維持され、小さな達成感を積み重ねればいい。 - 他人との比較: SNSや社会的な期待から、プレッシャーを感じる。そして、自分の願望よりも他人の行動に基づいた目標設定になってしまいがち。
- オール・オア・ナッシング思考:
新年の抱負の絶対達成という完全主義の罠に陥り、少しでも失敗すると全ての失敗だと見なしてしまう。この思考は、挫折に直面した時に完全に諦めてしまう恐れが高い。
バケットリストを活用した新年の抱負を立てる方法
バケットリストは、前述の「新年の抱負を達成することが難しい理由」のほぼすべてを解消してくれます。では、バケットリストを活用した新年の抱負を立てる方法を紹介します。
1.バケットリストから優先順位の高いものを選ぶ
優先順位の高いバケットリストで今年着手したいものを、ピックアップしてください。いったん、バケットリストの項目数は気にせずに選んでください。
2.選んだバケットリスト期限が翌年以降なら、逆算する
優先順位の高いバケットリストには、達成するための具体的なステップと期限が書き出されています。達成期限が翌年以降なら、この12か月でどのステップまでいくかを逆算してください。
例えば、バケットリストの「フルマラソンを走る:期限2026年12月」なら、2025年新年の抱負を「ハーフマラソンを走る:2025年12月」として、バケットリストのマイルストーンを置く。
3.今年中の期限にしたバケットリストを選ぶ
新年の抱負に入れるのにはもってこいの今年中を期限に設定したバケットリストを選びます。優先順位の高いバケットリストの数と合わせて、多ければ逆算したステップを手前にしたり、調整してみてください。
まとめ
新年の抱負が思いつかない理由や達成できない理由、そしてバケットリストを活用した新年の抱負を立てる方法を紹介しました。
新年の抱負をただの箇条書きにとどめず、達成するためのステップや期日をいれたバケットリストにしてはいかがでしょうか。新年の抱負を達成する可能性が高くなると思います。
バケットリスト作成に興味があれば、「バケットリスト50代女性の作り方5ステップ!サンプルも紹介」もご参照ください。
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