50代女性「やりたいことがわからない」をわかるに変える方法

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女性が50代になると、一人ひとり状況が違い、なかなか同じ境遇の人が周りにおらず、共感やアドバイスを得ることが難しいといえます。

そして、50代は人生100年時代のターニングポイントでもあり、50代から第2の人生をどのように過ごすかを考える絶好のタイミングでもあります。

しかし、50代を迎えるまで仕事や家事・育児を一生懸命やってきた人ほど、やりたいことがわからないのではないでしょうか。

そこで、今回は50代女性「やりたいことがわからない」をわかるに変える具体的な方法を紹介していきます。

50代女性「やりたいことがわからない」からわかる方法とは?

やりたいことはわからないけれど、それはやりたいことがないという意味ではないと思います。おそらく、50代女性は、今までやらなければならないことに取り組んできたので、やりたいことがその後ろに隠れている状態なだけかもしれないからです。

逆に、やりたくないことは意外と簡単にわかると思いませんか?これは、人間の心理的メカニズムによるもの。危険から身を守るという本能から、嫌な感情を伴うものや状況は、察知しやすくなっているからなんです。

このメカニズムを利用すると、「やりたいことがわからない」が、わかるようになってきます。下記のステップから、やりたいことを掘り起こしていきましょう。

1.やりたくないことをリストアップする

2.やりたくないことをしなくてよい方法を書き出す

3.本当にやりたいこと・楽しみを見極める

では、ノートを準備して始めてみましょう。

1.やりたくないことをリストアップする

ノートの見開き左ページを使って、下記を参考にして「やりたくないこと」書き出してみてください。このリストは誰にも見せる必要はありませんので、自由に素直に行うのがポイントです。

やりたくないことを自由に書き出す

仕事や日常、ひいては人生でやりたくないことすべてを素直に書き出します。どんな些細なことでも、大それたことでもOKです。

さまざまなテーマで考える

仕事・家事、また、環境、対人関係、責任などについて考えます。各カテゴリーごとに、やりたくないことを書き出していきましょう。

過去の経験を振り返る

嫌だった状況や仕事などを思い出し、具体的にどういうことが嫌だったかのを書きだします。嫌だったことなので、つらいですが思いだしてみてください。

書き出したリストからパターンを知る

似たような項目をグループ化して、自分のやりたくないことにパターンがないかを見ていきます。

意外なことから、自分のやりたくないことのパターンを発見することがあります。

優先順位をつける

一番嫌いなものから、さほど気にならないものまで順位をつけます。

2.やりたくないことをしなくてよい方法を書き出す

次に、やりたくないことリストを元にして、やりたくないことをしなくてもよい方法を考え、書き出していきます。ノート見開きの右側ページを使います。

各項目について、しなくてもいい方法を考える

各項目について、どうすればそれをしなくて済むのか、その代替案1つ以上を考えます。自由に楽しみながら考えてください。こんなのありえない!というものでもOKです。


例)通勤が嫌→満員電車に乗らない、オフィス徒歩圏内へ引越しなど。
人によって通勤の嫌な要因は違います。混雑、早起き、通勤距離、仕事自体など。

根っこにある価値観を見極める

嫌いなことに共通するテーマを探し、仕事や人生で本当に大切にしているものを明らかにします。

例)通勤が嫌→時間を有効に使いたい、満員電車のストレスがない生活。

関連分野を探る

先ほど、特定したポジティブな要素に合致する仕事や活動を調べてみます。

例)時間を有効に使いたい→リモートポジションに就くなど。

理想的なシナリオを思い描く

充実感や達成感を得られる仕事環境や状況を想像してみます。

例)普段はリモート勤務。必要に応じて通勤ラッシュを避けて出社。孤立することなく同僚とも適度な距離でコミュニケーションができる。

潜在的な興味をリストアップする

その分析に基づいて、興味をそそる活動や分野を書き出していきます。

例)通勤時間がなくなったことで、オンライン朝活へ参加、運動を始めるなど。

パターンを探す

新たに特定した興味の中に共通点を見つけていきます。

例)会社以外のコミュニティへの参加、心身ともに健康的な生活など。

可能性に優先順位をつける

ワクワク度合いと実現可能性を基に、潜在的な興味に順位をつけていきます。

例)トライアスロン挑戦、朝活で外国語習得など。

3.本当にやりたいこと・楽しみを見極める

もう、ゴール間近です。次のステップを参考にしながら、本当にやりたいこと=今後のお楽しみを見極めていきましょう。

よく調べる

先ほどのリストの優先順位上位項目について掘り下げて調べてみます。

例)トライアスロンをするには、何が必要か、どんな練習をどこでするのか。

情報収集インタビューを行う

実際にそれをしている専門家や知人と話して、理解を深めます。

例)トライアスロンの楽しいことや大変なこと、練習時間帯など気になることをきく。

試してみる

興味のある分野でボランティア、インターン、体験の機会を探してみます。

例)知人のトライアスロンの練習に参加させてもらう。

試した経験を振り返る

体験後、それがどんな感情をもたらしたか、何を学んだかを書きとめていきます。

例)体験して脚の筋力不足を感じた。練習中や練習後の仲間との交流がすごく楽しかった。これなら、つらくても楽しみながら続けられそう。

フィードバックをもらう

信頼できる友人、家族、またはキャリアカウンセラーと発見したことについて話し合ってみます。

例)楽しみが先行してしまい、自分では見えていなかった安全面やその他懸念点のアドバイスがもらえる可能性がある。

価値観を確認する

選んだものが自分の中心にある価値観や人生の目標や求めている楽しみと一致しているかを確認していきます。

例)心身ともに健康な生活を送るという理念、人との交流やコミュニティ参加などと合致しているかなど。

やるぞと決意する

検討し、強くやってみたいことを選び、精力的に活動すると決意します。

例)トライアスロンを始め、仲間とともに楽しく練習し、世界大会に出場する!など。

行動計画を立てる

選んだ方向に進むための具体的な計画を楽しい気分で立てます。

例)自転車通勤で練習時間を確保する。そのために、オフィスまでの所要時間を調査、安全を確保するルート選びを実施。自転車通勤なら、してもいいかも⁉

まとめ

50代女性「やりたいことがわからない」をわかるに変える具体的な方法とコツを紹介しました。

具体的なステップは自分との対話時間になったのではないでしょうか。表層の感情に気づいていても、心の奥底にある感情は自身でもわかっていないことが往々にしてあります。意識的に自分に問うことで、意外と簡単に自分が本当にやりたいこと、そのパターンが分かり、自動的に解決方法まで至ることもあります。

このステップを踏むことで、一人でも多くの50代女性に「やりたいことがわからない」をわかる体験を味わってほしいと思います。

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